「キリストゲーム CIT内閣官房サイバーインテリジェンスチーム(講談社ノベルス)」 2012年4月5日 講談社刊
(作者によるあらすじ)
キリストゲーム。ネットを介して蔓延した自死の呪いが日本を追い詰める。「『導き手』のために事をなしてから自死する」それがルール。数千人の自死希望者を抱えた導き手が次々と誕生し、毎日数十人が自殺するようになった。キリストゲームは社会現象となった。導き手の中枢組織『法王庁』で開催される『異端審問会』が、糾弾する相手を決めれば、無数の人間が死を賭して相手を追い詰めてゆく。
事態を重く見た政府は、CIT(内閣官房サイバーインテリジェンスチーム)にキリストゲームの撲滅を命じる。かくして『オペレーション・ユダ』が発動した。隊長は常に貧乏くじを引く男、刈戸千項(かりと せんこう)。経産省から出向しているキャリアだが、『天網(てんもう)』のふたつ名を持つハッカーにして慢性中二病。
たったひとりの部下は、慇懃無礼な歩く戦闘機械、箱崎早希(はこざき さき)。関与する事案に血と混沌をもたらすことから『ブラッディ・カオス』と呼ばれる札つきのトラブルメーカー。「オペレーション・ユダ? 素敵な名前ですね。プロジェクトリーダの刈戸さんの命名と拝察いたします。寡聞にして存じませんが、刈戸さんは中二病アニメやラノベといった特殊な文化に造詣が深くていらっしゃいますか? お見それしました」
相互理解を拒否する、ふたりの死闘が始まった。戦いの果てにふたりが見たのは、想像をはるかに超える恐るべき真相だった。
※ご注意:私、一田和樹は過去の著作で「現実に起きていること、起こりうること」を書いてきました。この作品では「現実にありえない」ことばかり書きましたので、ご注意ください
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